「夫・彼氏と浮気相手を別れさせたい」という女性は多いでしょう。もちろん、男性が「妻・彼女と相手を別れさせたい」ということもあるはずです。
この記事では「配偶者・恋人と浮気相手を別れさせる方法」を3つ解説します。あらゆるケースでの方法をまとめているため、どのような状況の方でも参考にしていただけるでしょう。
1.浮気相手を別れさせる・3つの方法
主な方法は3つありますが、ここではそれぞれの概要を説明します。詳しいやり方は、それぞれ後の段落で解説します。
1-1.証拠を掴み、訴訟の意思を伝える
配偶者と浮気相手を別れさせる場合、これが一番有効です。確かな証拠があれば「法律的にこちらが有利」だからです。
不倫での慰謝料の相場は50~300万円とされます。これだけの金額を払ってでも不倫を貫くカップルはさほど存在しません。そのため、この方法は高い確率で別れさせることができます。
1-2.家族・親戚などを巻き込む
夫婦間・恋人間の話し合いでは別れさせることができなくても、家族・親戚・友人などを巻き込むと成功することがあります。
1-3.別れさせ屋を使う
賛否両論がありますが「別れさせ屋」のサービスを利用する手もあります。別れさせ屋のビジネス自体は合法とされていますが、手段によっては違法となることもあるため、くれぐれも注意してください。
2.夫(旦那)と浮気相手を別れさせる方法・6つのステップ
夫と浮気相手を別れさせるには、以下の6つの手順を踏むのがベストです。
1.浮気の証拠を掴む
2.証拠を元に、浮気相手に別れを迫る
3.別れない場合、慰謝料を請求することを伝える
4.浮気相手に内容証明郵便を送る
5.調停に持ち込む
6.訴訟(裁判)を起こす
それぞれの手順について、詳しく解説します。
2-1.浮気の証拠を掴む
もっとも重要なことは「証拠をつかむ」こと。理由は以下のとおりです。
・証拠がない限りは「間違い」の恐れもある
・慰謝料の請求などをするために、証拠が必要
ここでいう証拠とは「裁判で認められるレベルのもの」です。こうした証拠はプロでなければ確保しにくいため、探偵事務所などのプロに依頼することをおすすめします。
2-2.証拠を元に、浮気相手に別れを迫る
裁判で通じるほどの証拠をつかめたなら、浮気相手の連絡先がわかっているはずです。そのため、相手に直接連絡します。
そして、掴んでいる証拠を見せ、夫との別れを要求します。
2-3.別れない場合、慰謝料を請求することを伝える
浮気相手に「別れないなら慰謝料を請求する」ことを告げます。証拠がある以上、裁判では浮気相手が敗訴する確率が高いため、多くの場合は別れてもらえるものです。
2-4.浮気相手に内容証明郵便を送る
内容証明郵便は「確かにこの内容の文書を相手が受け取った」と証明できるものです。こちらの本気度が伝わり、浮気相手に強いプレッシャーをかけられます。
最初は自分の名前で出し、効果でがなければ弁護士・行政書士・司法書士などに依頼して、これらの事務所の名前で送付しましょう。
2-5.調停に持ち込む
調停とは「裁判の一歩手前」の段階です。家庭裁判所の調停委員が間に立つ話し合いですが、ここまで来ると別れる浮気相手が多くなります。
2-6.訴訟(裁判)を起こす
大抵はこちらが勝訴し、数十万円~数百万円の慰謝料を得ることになります。これでもなお別れないという場合、夫とその浮気相手の結びつきがあまりに強固であるため、離婚も考えるべきでしょう。その場合もやはり、浮気の証拠さえあれば、夫から高額の慰謝料を請求しやすくなります。
3.周囲を巻き込み浮気相手を別れさせるやり方・4選
以下のような人を巻き込むのは、浮気相手を別れさせる方法として有効です。
1.夫の親・上司
2.浮気相手の親
3.浮気相手の配偶者
4.子どもの学校の教師
それぞれの人を、どのように巻き込むかを説明します。
3-1.夫の親・上司
浮気をしている夫でも「親に説得されると反論しにくい」でしょう。また、上司の場合「今後の仕事にも関わる」ため、説得の効果が高くなります。
もちろん、これは夫の両親や上司に「こちらの夫婦事情」を知られてしまうものです。そのため「知られてもいいケース」に限られますが、効果は期待できます。
3-2.浮気相手の親
接触できるなら、浮気相手の親を巻き込むのも効果的です。「自分の娘が不倫で裁判にかけられる」というのは、ほとんどの親にとって怖いことでしょう。
また、裁判に関係なく純粋に「娘が迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちで対処してもらえることもあります。どのような形にしても、突然の連絡で先方は驚く可能性が高いため、できるだけ穏便に話を進めるようにしてください。
3-3.浮気相手の配偶者
浮気相手の女性も既婚者(人妻)であった場合は「ダブル不倫」となります。この場合、その女性も「配偶者にバレたくない」はずです。
ただ、その配偶者への連絡は慎重にする必要があります。理由は「その配偶者は、あなたの夫を訴える権利」があるためです。「うちの妻を取った」という主張ですね。
この場合、あなたの夫も慰謝料を支払うことになる恐れがあります。そうなると、あなたが相手の女性から慰謝料をもらっても「相殺」されてしまうのです。どちらの金額が多いかは状況によりますが「プラマイゼロ」に近づいてしまうわけですね。
このため、相手の配偶者への連絡は極めて慎重にする必要があります。連絡する場合は、必ず探偵事務所や弁護士などの専門家に相談しましょう。
3-4.子どもの学校の教師
「夫婦の愛情冷めきっているけど子どもへの愛情はある」という配偶者に対して有効な方法です。教師から「お子さんの元気がないようだが、家庭で問題はないか」という指摘をしてもらうことで、配偶者も反省しやすくなるでしょう。
ただ、これは教師という第三者に対して、夫婦の事情を伝えることになります。そのため、非常に信頼できる教師がいる場合に限って使える方法です。
4.別れさせ屋は違法?合法?どうやって別れさせるのか
別れさせ屋は基本的には合法ですが、利用には注意が必要です。ここではその合法性と違法になるケース、実際に何をするのかを解説します。
4-1.「違法ではない」という判決が2例ある
別れさせ屋が違法か合法化という結論は完全には出ていません。ただ「違法ではない」とされた判例が、大阪地裁で2件見られます(2014年9月・2018年8月)。
4-2.やること…浮気相手に魅力的な男性工作員を接触させる
あなたが女性であれば、別れさせ屋がやることは「浮気相手の女性に、魅力的な男性工作員んを接触させる」ことです。そちらで女性の気を惹きつけて、あなたの夫や彼氏から引き離します。
4-3.違法となるケース…既婚者との肉体関係・不法侵入など
工作員の手口によっては、別れさせ屋は違法となります。主なものは下の2点です。
・既婚者と肉体関係を持つ
・相手宅に不法侵入をする
その他「相手宅のポストから郵便物を盗み見る」なども違法です。もし別れさせ屋の利用を考えている場合も、これらの手口を使う業者でないことは、事前に必ず確認してください。
4-4.賛否両論がある理由…倫理的な問題
別れさせ屋の手法は、基本的には合法です。しかし「人の恋愛感情を意図的に弄ぶ」という点で、賛否両論があります。これは法律ではなく倫理の議論といえます。
このような依頼をする前に、倫理的な問題が少ない探偵事務所の相談だけでも受けてみることをおすすめします。当サイトがおすすめする優良な探偵事務所は、下記のリンク先からご覧いただけます。
5.彼氏と浮気相手を別れさせるには?知っておくべき3つのポイント
彼氏と浮気相手を別れさせる方法は、夫に比べて難易度が上がります。これは彼氏でなく彼女でも同じです。ここでは「恋人と浮気相手を別れさせる方法」について、3つのポイントを解説します。
5-1.恋人の場合、証拠を掴んでも慰謝料の請求はできない
恋人という関係は、夫婦のように戸籍によって証明できるものではありません。そのため、恋人に浮気をされても慰謝料の請求はできません。
5-2.婚約者ならできる
まだ結婚していない場合でも、婚約者なら慰謝料を請求できます。婚約には正式な手続きがありません。しかし、結納や式場の予約は「婚約成立の証拠」となります。
また、下記の状況によっても証明できます。
・口約束…口頭の録音・メールなどの文面
・挨拶…互いの家族、親戚、友人などへの
・指輪…婚約指輪を購入した領収書など
・住居…二人で住むマンションを購入したなど
このような「婚約者」であれば、慰謝料の請求を前面に出して、別れを要求することもできます。
5-3.事実婚(内縁関係)もできる
事実婚は、婚約よりさらに強いものです。「結婚はしていないが事実上の夫婦」という意味で、住民票によって証明できます。
事実婚では、住民票で互いの続柄が「妻(未届)・夫(未届)」となっています。この場合も慰謝料の請求が可能です。
6.まとめ
浮気相手を別れさせるには、やはり「証拠をつかむ」のが最重要です。そもそも、完全な証拠をつかむまでは「本当に配偶者や恋人が浮気をしているかわからない」ともいえるでしょう。
そのような確固たる証拠をつかむには、プロである探偵事務所に依頼するのがベストです。信頼できる事務所を複数ピックアップし、できれば初回相談も複数受けてみましょう。
そして、最も信頼できると感じた探偵事務所に依頼すれば、浮気の証拠をつかんでもらえる確率も高まるでしょう。浮気相手を別れさせる方法を探している方は、ぜひ一度、探偵事務所の浮気調査のサービスをチェックしてみてください。
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